アキの新生活

日本での里帰りホリデーから現実の世界に戻って来て、やがて１ヶ月。先週からアキもnurseryに通い始めました。

ロンドン動物園の駐車場で、お友達と整列！

英国では、３歳になると週１５時間の無償教育が受けられます。（まだ義務教育ではありません。）アキの場合は一日３時間で、月曜から金曜までの週５日。自宅から歩いて行ける距離の施設を探していたのですが、ここは徒歩５分。空きがある施設がなかなか無く、先々週買い物の帰りにこの施設にダメもとで寄ってみたら、午後に最後の一人分が空いているということだったので即決。本当は午前中の空きがあるところを探していたのですが、徒歩５分だし、以前見学会で遊びに来たことがあったところなので、翌週から通うこととなりました。

ここは私立のday nursery。日本で言う保育所のようなところです。週１５時間以上預けることもできますが、その場合は有料です。９月になると、自治体が運営する公立のnursery schoolに通う予定です。（まだ確定していませんが。）

ところで、一昨日の１４日は、アキが通うday nurseryの保護者同伴遠足でロンドン動物園へ（任意参加ですが有料）。アキの場合は私一人が保護者として参加しましたが、両親とおばあちゃんの４人で参加という家族も。全部で２０組ほどの親子（家族）が参加しました。
いったん園内に入ったら自由行動。それぞれに分かれて園内散策へ出かけました。

トラに食べられちゃいました～。

迫力満点ゴリラ。

絵本の『はらぺこあおむし』のような物体の中には、
色とりどりの美しい珍しい蝶たちがいました。

サファリカー。やっぱり車が好き。

最初は怖がってましたが、この後２度繰り返していました。

テレビや絵本では興味深そうに動物を見たり、動物のぬいぐるみとごっこ遊びをしたりするのですが、本物を見てもなぜかピンとこない様子のアキ。それよりも、屋外の広い場所で走り回れるという方が嬉しいようで、そこまで本物の動物に興味津々というわけでもなかったのですが、その場を離れようとせず、楽しそうに眺めていた唯一の動物が、このブタ。正式名称は覚えていませんが、まだら模様の大きなブタ。（身震いするほど怖～い顔をしていました...。）最初１５分ほど観察し、「他の動物も見に行こうか？」と私が催促してやっと先に進んだと思ったら、「またブタさん見に行っていい？」と後戻り。すっかり気に入ったようでした。

飽きずにず～っと眺めていました。

ちょっと休憩。お昼過ぎから晴れてきました。

最後にペンギン・ショーへ。午後２時半から始まるのですが、午後３時までにバスに戻ることになっていて、アキをトイレに連れて行ったりなどを考えると無理かな？と思いましたが、途中まででも見ることに。ペンギンはやはり人気があるようで、観覧席はお客さんで一杯。飼育係りの人が、餌の魚で一杯のバケツを抱えて歩くたびに、ペンギンたちは後を追ってあっちに行ったり（泳いだり？）こっちに行ったり。残念ながら私たちは５分で退散しました。

「疲れた～」とべそをかきそうなアキを引っ張り、二人で小走でぎりぎり３時にバスに到着。なのに、私たち親子の他にもう一組がバスで待っているだけでした...。バスが出発して５分後には夢の世界に入っていったアキ。私もその後は一緒に寝てしまいました。

ロンドン動物園にはずっと行ってみたくて、遠足があると聞いたときはとっても嬉しかったのですが、ちょっと期待し過ぎたかな？展示の仕方に趣向が凝らしてあり、さすが首都にある動物園だなと思ったのですが、動物の種類が思ったより少なかったような。動物園という名のつくところには、ここ以外には一箇所しか行ったことがないので単純に比較はできませんが。と言いながら、気候がよくなったらまた行ってみたい所です。

パパもママもいない、day nurseryという新しい環境で奮闘する日々が始まったばかりのアキ。週明けの今週月曜・火曜は行きたくないと駄々をこね、特に火曜日はひどくて、家を出てday nurseryに着くまで４５分もかかってしまいました。でも、アキはkey worker（担当のスタッフ）のD先生ととても気が合うようで、家でもよくD先生のことを話してくれます。お陰でnurseryに行くのが楽しくなってきたようで、私も嬉しいです。ま、週明けにまたどうなるか分かりませんけどね☆