27 Jan 2012

インド里帰り2012・デラドゥンにて-食べ物編-

【インドの話が続いてますが、このブログは記録も兼ねているので、どうぞお付き合いを♪】

インド料理と言えば、「辛い」。「辛い」にも、香辛料が効いている”spicy”な辛さと、唐辛子が入っていてヒリヒリするような”hot”な辛さ。アキが生まれる前は3年間インドに住み、ほぼ毎日インド料理を食べていたので、ある程度の辛さには慣れているつもりでした。

デラドゥンでの朝食。この日のメニューはアルー・パランタ(パラタ)。
アルーとはジャガイモ。パランタはインドのパン類の一つ。
パランタの中に、マッシュしてスパイス等で味付けされた
ジャガイモが入ってます。大好きなインド料理の一つ。
パパの出身地はインド北部。家で食べる料理も北インド料理がメインです。北インド料理の特徴はナンやローティなどのようなパン類、バスマティ米を主食とし、乳製品をよく調理に使いよく食べ、コリアンダーパウダーやクミンシードなどのスパイスをよく使います。牛肉はもちろん豚肉も食べません。hotな辛さの程度は家庭によりますが、レストランの料理だとたいてい辛いです。

でも、こちらの写真は、南インドの代表的スナック、ドーサ!大好きなインド料理の一つです。(ドーサについては過去の記事をどうぞ♪)これは、デリーからデラドゥンへ向かう途中、レストランで食べたランチ。

例に漏れず大きくて、完食できませんでした...。どうした、私?

道端に出ている果物屋さん。(デラドゥン)量り売りで、計量も昔ながらの天秤で量ってくれます。この時期おいしかったのは、リンゴ、ブドウ、オレンジ。手前真ん中に見えるジャガイモのようなものは、”チクー”と呼ばれる、パパによるとピーチの一種。一度食べてみましたが、覚えているのはあまり好みの味ではなかったと言うことだけで、どんな味だったかは覚えていません。



デラドゥンにはチベット人のコミュニティがあり、チベット仏教関連の施設やチベット・レストランなども多くあります。今回とってもお世話になったのが、チベットのレストラン。チベット料理には、インド料理のようにスパイスがあまり使われていないという点で日本料理と共通点があり、特にめん類は、油やスパイスをふんだんに使ったインド料理で疲れた胃には、とっても嬉しいメニューの一つです。

今回は、アキも3歳になり、何でも食べられるようになったので、日本から食材をほとんど持って来ませんでした。(レンジでチンするご飯と、幼児用カレーを数食分ずつのみ持参。前回の2年前は、離乳食の時期だったので、和食や食材をたんまり持ってきていました。)到着して最初のうちは、珍しいのも手伝ってか、少々辛くてもおいしそうに食べていたのですが、それも数日で終わり。ダディ(父方の祖母)が孫のためと作ってくれるものを、ことごとく”イヤ”と言って食べてくれなくなりました。義母の料理は辛いのです。hotな辛さ。私にとっても辛い。「アキは辛いのは食べられないから。」と言っても、「これはほとんどスパイスは入れなかったから。」と、スパイスの量を減らして作ってくれるのですが、スパイスの中でもチリ・パウダーがほんの少しでも入っていれば、×なのです。パパも何度も説明してくれるのですが、”料理は辛いもの。辛くない料理は美味しいはずがない”という考えが体に染み付いて取れない、と言っても過言ではないくらい、その考えを払拭するのに時間がかかりました。(メニューによっては全く辛くないものもありますが。)それを義母がようやく理解し、全く辛くない料理が出てくるようになったのは、デラドゥンを出発する前日くらいだったような。私も限られた食材で、アキが食べてくれそうなものを作っていましたが、それでも限界があり、デラドゥン在住の日本人の友人が教えてくれたのが、『Orchard』というアジア料理のお店。チャイニーズ、タイ、そしてチベット料理。トゥッパ(thukpa)ともう一種(きしめんのような麺が入ったもの)の麺類、モモ(momo)と呼ばれる餃子のようなものなどを注文。アキは”きしめん”を喜んで食べてくれました。ここにはデラドゥン滞在中3度お世話になりました。

”きしめん”(左下)、トゥッパ(中央)、モモ(右上)など。
デリーで会社勤めをしていた頃、近くのチベット料理レストランで
よくランチを食べていました。懐かしの味です。

”チベット餃子”の一つコテイ(kothay)。
蒸したモモを更にフライパンで焼き色をつけたもの。

大好きなアイス、クルフィ(kulfi)。牛乳や練乳などを煮詰めて作ります。
卵不使用で、ベジタリアンでも食べられる、インド~なアイス。
これはピスタチオ風味。

ムスーリーへの途中で寄った、チャイ屋さんにて。
マサラ・チャイとパコラ(インドの天ぷら)。
パコラは唐辛子のぶつ切り入りで、あ~、辛。

デリーへ向かう電車の中から。

デラドゥン滞在中は、私も”インドの洗礼”を受けてしまい、食欲超旺盛で日本で更に拡張した私の胃が、シュンとなってしまいました。実は、インド到着前、上海からデリーへの機内で既に”ん?もしかして、今回私、インドだめかも...”とイヤ~な予感がしていました。こんなはずなかったのに...と思いつつ、”年取ったな...”と実感させられた旅でもありました。

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