25 Dec 2015

至福のクリスマス・ディナー

きちんと我が家にもサンタからのプレゼントが届いていた今日、お昼は予定通り、息子のクラスメートのN君のお家へ出掛けて来ました。



生憎の雨のお天気となり、外は人出が少なくただでさえひっそりとしているのに、余計に静かに感じられました。車はとっても少なく、外を歩いている人の多くは飼い犬のお散歩。

N君のお家に到着し、嬉しそうにドアを開けてくれたのはN君。N君のお姉ちゃんのEちゃんと3人で、子供たちはすぐ遊び始め、大人は大人で、ワイン片手におしゃべり。最初に頂いたのは、写真を撮り忘れましたが、甲州産の白ワインで、ワインの品揃えが豊富な近くのスーパーで買ったそう。おつまみには、フォアグラのパテ(左のガラスジャー)と、キャビアの入ったパテ(右のガラスジャー)の二種。何と、フォアグラは人生初。何かと問題を抱えているフォアグラですが、美味しかった!恐らくこれからも自分で購入することは無いと思うので、よい経験です。

そして今日のメインはローストダック。英国ではクリスマスにはローストターキーを食べるのが一般的ですが、我が家ではいつもローストチキンなので、クリスマスにダックを食べるのは初めて(^^)

子供用。盛り付け後。息子はお代わりして頂いてました(^^)

大人用。ダック(レッグ)から時計回りに、カリフラワー、芽キャベツ、ローストポテト、ポテトグラタン、ヨークシャープディング。ダックは味がしっかり付いて、皮もパリッと焼けていて、とても香ばしかった!私もお代わりしちゃいました(≧∇≦)

メインの後にはチーズ三種。夫婦共にスイス人(ご主人イタリア系、奥さんフランス系)で、チーズも全てスイス産。名前は難しくて覚えられなかったのですが、黒い筋が入っているのはトリュフと黒胡椒です。トリュフ以外の二種は、「クッサ〜^^;」と鼻をつまみたくなるような匂いなんですが、食べると美味。がんを患って以来、大好きな乳製品は以前に比べたら大分取らないようになりましたが、今日は躊躇せず頂きます*\(^o^)/*

そして最後に、昨日焼いて今朝仕上げた、シフォンケーキ(プレーン)。型から出すときに失敗してしまい、形が不細工になってしまったので、遠くから撮ったのがトップの写真^^; でも、N君パパのLさんは、美味しいと言ってお代わりして楽しんでくれました。

それと、もう一つ、ケーキと一緒に手土産に持って行った、赤ワイン。(下の写真は出掛ける前に撮ったもの。)2000年のイスラエル産ですが、実は昨年の会社のクリスマスパーティーのくじで当たったもの。会社のくじの賞品なので、良いものに違いないと思い、貧乏性な私はなかなか開けられなかったものです。でも、こちらの夫婦はワインが好きなようで、持って来て正解でした。今日は、ダックに合う赤ワインをLさんが予め用意していたので、お土産のワインは飲みませんでしたが、2人で楽しんでくれるといいな。因みに、今年の会社のクリスマスパーティーは、復職直後だったので、残念ながらパスしました...。今年もSavoyだったのに!

N君ママのAさんは、明るく前向きで社交的。英国人ママたちと打ち解けるのになかなか時間が掛かってしまった私でも、スーッと受け入れてくれた、私にとってはとっても大切なお友達の一人です。話の流れで「大勢の中でワイワイ話したりするのは苦手で...」と話したら、イタリア語訛りの英語で、静かにボソボソと話すLさんも「僕もそう!数人とじっくり話す方が好き。」とお互い気が合ったように、本当に話は尽きませんでした。

ワインの話、食べ物の話、日本の映画の話、家族の話、などなど。Lさんは昔は音楽ジャーナリストで、日本にも何度か行ったことがあるそうでが、現在は執筆活動がメイン。Aさんは、今はヨガや演技の先生をしていますが、昔はアートギャラリーで働いていたという、アート的な夫婦。お家の中も、古い映画のオリジナルポスターや絵画が、至る所に飾ってありました。古い日本の映画も私より遥かに詳しく、DVDも沢山ありました。

まったりと約5時間も長居してしまい、息子もN君と家中を遊びまわって、充実のクリスマス。よくしゃべって、よく食べて、よく笑い、「クリスマスの精神」を肌で実感し、感謝の気持ちで幸せいっぱいになったひと時でした。帰りには、スイスチョコレートをお土産に頂いて。スイス国外ではなかなか手に入らないものだそうです。

そうそう、行く前に必ず尋ねてみようと思っていたこと。「スイスのお家には必ず核シェルターを備えることが法律で義務付けられているのは本当?」答えは「昔(60、70年代頃)はそうだったけど、今はもう違う。」でした。

最後に。世界情勢が不安定な昨今。また、今年は自分自身の健康問題もあり、健康の有難さ、家族の有難さ、毎日食べられることの有難さ、何不自由なく毎日を過ごせる有難さをしみじみと感じています。そんな中で、今月上旬行われた、息子の学校のクリスマスキャロル・コンサート。その中の一曲「Happy Xmas」。これまで何度となく聞いているはずなのに、コンサートの最中涙が止まりませんでした。この歌の歌詞が、1日でも早く現実となりますように。

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